一業者として弊社の依頼に応えるような“ただの取引”をする会社ではなく“取り組み”をしてくれる、一緒に問題解決をしてくれる会社さんです。

株式会社物語コーポレーション 様

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株式会社物語コーポレーション 様

飲食業

インタビュー

まずは簡単な会社紹介をお願いします。

井村様 :物語コーポレーションは売り場と人財力、業種や商品の開発力に強みをもつ企業です。現在は、焼肉、ラーメン、お好み焼き、和食の4業種を運営しています。

寺本様 :焼肉で3業態、ラーメンで2業態、お好み焼きで1業態、和食で3業態で、合計4業種9業態を行っており、現在は焼肉とラーメンで全体の売上の8割を占めています。

井村様 :人財力と開発力を生かして、今後新たな業種もどんどん開発していこうとしている元気な会社です。

人財力と開発力に関して。なぜ人財力が高いのでしょうか?

井村様 : 経営理念に”Smile & Sexy”というものがあります。日本語でいうと「笑顔でセクシー」。弊社ではセクシーの意味合いが一般的な意味合いと違い、”人間的な魅力がある”、という意味です。理念に基づき教育や人財集めに注力しており、それが相乗効果を生んで人財力を生んでいると思っています。

開発力に関してはいかがでしょうか?

川本様 :会議形態が変わっていまして、社長や幹部が出席するような会議であっても、全員何かしら発言するよう求められています。また、各部に1人商品開発部がおり、そこで思ったことをバンバン言いながら自分で開発力を鍛えることができる環境があることも開発力の高さの要因の1つにあると思います。人にもよりますが、1年から3年ぐらいで異動になり色々なポジションを経験していきます。

寺本様 :会社自体が“開発者集団”を明言しており、「全員メール」というもので、「こんな業態はどうですか?」というような問いかけがあったり、全国どこにいても意見を言い合えるインフラが整っています。そういった文化が育っている要因として、会長自身がもともとアイデアマンであることが大きいと思います。

ガルフネットとのお付き合いについてお話伺いたいと思います。

井村様 :当時、基幹システム自体もともと使っていたものがあったのですが、会長が「システムの部分でも業界No.1になりたい」と考えたのがきっかけで、システムを新しくすることに決めました。そのときは自社でシステムを作ろうとしたのですが、無茶して色々と盛り込みすぎて運用ができない、ということになり頓挫しました。そこで、じゃあどうしようといったときに、飲食分野のシステムを作っている会社をいくつかピックアップして、話を聞きました。そのうちの1社がガルフネットさんでした。

「システムの部分でも業界No.1になりたい」というのはどうやって生まれた考えなのでしょうか?

寺本様 :システムに求める用件として、「店舗の事務作業を減らしたい」、「POSから上がってくる情報をしっかり分析したい」などが出てきたのですが、どうせそういった課題を解決するのであれば、他の飲食企業ではできていないところまでやってしまおう、と考えたのがきっかけですね。

ガルフネットのシステムに決めた理由は何でしょうか?

井村様 :全部で5社のデモを受けて、見積もりも取ったのですが、その中でガルフネットさんに決めたのは「機能が充実している」というのが1つあります。あとは「店舗に特化している」という点もガルフネットさんに決めた理由ですね。ガルフネットさんと、あともう1社とで最後まで迷ったのですが、もう1社の方は「店舗機能も充実しているけど本部機能も充実している」というような打ち出し方でした。私たちとしては、ガルフネットさんの「店舗を重視する」という考え方が方針に合っていたので、ガルフネットさんに決めました。

物語コーポレーション様の方針が「店舗重視」であったのはなぜですか?

寺本様 :一番単純に言えるのは、「店舗重視にした方が費用対効果が高い」というところです。物語の場合、店舗は300以上ありますが本部は4箇所しかありません。本部を効率化するよりも圧倒的に店舗を効率化した方が費用対効果が高いです。またさらに、物語の場合は店舗にけっこう多くの部分を任せています。そのため店舗の効率化により特化している、という点が重要でした。例えば、物語は居抜き物件も多いし業態数も多いので、店舗のレイアウトは統一化されていません。冷蔵庫の形も色々です。そのため業態で統一した棚割りができないので、店舗側でもレイアウトを組めるようにしないといけないのですが、ガルフネットさんではこれができました。このように、店舗で効率化できる項目が多かったガルフネットさんを選びました。

他にガルフネットに決めた理由はありますか?

打田様 :後付の理由かもしれませんが、店舗に強い機能を重視する代わりに、本部の負荷は倍になる、ということは理解していましたが、その中でガルフネットさんはどこよりも親身になってやってくれました。あとは、基本的に「できますか?」と聞いたら、「できる・できない」と明確な答えを出していただけています。他の会社さんですと曖昧な返事をされることも多い中、ガルフネットさんは明確に答えてくれます。また、これは決まった後の話しですが、導入した後も何でも気軽に相談に乗ってくれます。

寺本様 :担当のエンジニアの方をはじめとして、ガルフネットさんが飲食のことを分かってくれているということと、私たちにわかりやすい言葉で話してくれる、というのは大きかったです。開発もそうですが、導入後のことも考えると、分かりやすい言葉で話してくれるというのは安心感がありました。

導入にあたって、何か問題はありませんでしたか?

井村様 :特に問題があった記憶はないですね。想定外のことは特に何も起きなかったように思います。

川本様 :導入にあたっては、ガルフネットさんに1ヶ月間常駐していただいて食材やレシピの打ち込み、品目の登録などを一緒になってやっていただけたのが、本当に心強かったです。私たちもみんな他にやらなきゃいけない業務がある上に細かい質問も色々出てくるような状態だったとき、隣にいて対応していただけました。やっぱり、導入を進めていく中で細かい問題は都度発生するものですが、そういったときにその場ですぐ対処していただけたのは本当に助かりました。

実際にガルフネットのシステムを利用している感想はいかがでしょうか?

打田様 :効果が出た例として、「アクセス集中によってシステムが止まることがなくなった」というものがあります。また、以前のシステムでは仕入れの納品日を店舗側で自由に変えることができたため、実際に納品が可能な日よりも前の日を納品日として指定することもできていた状態でした。そのため、以前のシステムを利用していたときは、店舗が指定した納品日に仕入れ品が届かず、「これいつ届きますか?」といった問い合わせが発生していたのですが、そういった発注ミスを誘発する仕様ではなくなりました。

川本様 :弊社はこれから効果が出てくるところですね。以前のシステムを利用していたときは食べ放題業態の分析は難しく、1店舗分を分析するのにも時間がかかる上、一部のスキルを持った人間でないとできませんでした。それが、もうすぐ使えるようになるガルフネットさんのシステムの機能を使えば、食べ放題メニュー内の品目をレシピ登録してPOSとつなげることによって、ほぼ自動で分析ができるようになります。

寺本様 :まだ数字で分かる効果は表れていませんが、店舗の事務作業は思い通りに減っていると多くの店長からは聞いています。業務が減った分、違うことに人件費を割いていると思うので、人件費が減っているとかはないかもしれない。しかし現場では間違いなく効果は出ています。

現場で業務が減った具体例として、何かありますか?

寺本様 :例えば日報作成、割引券管理表の作成、クレジット決済金額のシステムへの登録などの業務がなくなりました。あと、マスタの二重登録・三重登録がなくなりました。そういった業務の重複があるところから重点につぶしていきました。POSや勤怠システムにある情報を改めて入力する必要がなくなりました。その結果として労働時間が減っているとは限りませんが、その分無駄な時間が減って他の業務ができるようになったと考えるとものすごいコスト削減効果が出ています。

今までガルフネットとお付き合いしていて良かったと感じるところを教えてください。

打田様 :今までお付き合いをしていて感じるのは、「ガルフネットさんも人材的に弊社とマッチしている」というところです。一業者として弊社の依頼に応えるような“ただの取引”をする会社ではなく、“取り組み”をしてくれる、一緒に問題解決をしてくれる会社さんです。弊社によく来てくれているガルフネットのエンジニアの方は、弊社が依頼したことに対して、それが意味のないことや余計なことである場合は、ズバッと「それをやってもあまり効果が出ないです」と言ってくれます。

川本様 :私自身、今まではシステムの会社さんの印象はあまり良くありませんでした。私たちの「これってできないの?」という要望に対して「No」の結論を出されるのが早い印象がありました。ですが、ガルフネットさんはそれが非常に少ないです。ガルフネットさんでももちろん「No」と言うときはありますが、それはちゃんと弊社にとって効果のないこと・意味のないことだから、ということが多いです。

インタビューは以上です。ありがとうございました。

ありがとうございました。

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