なぜ夜間にインターネットが遅くなるのか?

その理由と解決策について解説します。

夜になるとインターネットの速度が遅くなることがあります。この問題には、次の原因が考えられます:

1. ハードウェアの問題:
コンピュータやルーターなどのハードウェアに問題がある場合、通常は特定の時間帯だけでなく、突然に接続が切れることがあります。再起動しても問題が解決しない場合、ハードウェアが故障している可能性が高く、交換が必要です。

2. 特定のウェブサイトへの接続:
特定のウェブサイトへの接続が遅い場合、そのサイトへのアクセスが一時的に集中している可能性があります。この問題は夜間に限らず、昼間でも発生することがあります。

3. プロバイダーの制約:
特に、フレッツ系光回線などのインターネット接続において、プロバイダーに制約があります。各プロバイダーは、フレッツ回線とインターネットを繋ぐ専用の終端装置を使用して、インターネット網に接続しています。その装置が通信できる量には上限があります。エンドユーザーの回線数や利用するトラフィック量が上限を超えると、通信速度が遅くなり、インターネット接続が遅くなる可能性があります。

夜間に遅くなるインターネット接続のイメージ

利用している機器や特定のウェブサイトに関係なく、夜にインターネットが遅くなるとすると、このプロバイダーの制約によるものと考えられます。

インターネット接続のトラフィック状況

近年、オンラインゲームやビデオ・オン・デマンドサービスの普及に伴い、インターネットトラフィックは急速に増加しています。2016年度から2021年度までの5年間で、トラフィック量は約3倍に増加し、毎年、平均1.3倍から1.5倍に増加しています。

プロバイダー各社は、将来の予想トラフィック量に合わせて、終端装置を増設してきました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、テレワークやビデオ会議などのビジネス向けトラフィック量が急増し、プロバイダーの終端装置の増設がそれに追いつかない状況になっています。

テレワークやWeb会議等のビジネス向けインターネットトラフィック量が増量するイメージ

なぜ夜間にインターネット接続が遅くなるのか?

現在、インターネットトラフィックの80%は一般消費者によって利用されていると言われています。特に、オンラインゲームやビデオ・オン・デマンドなどのサービスは、多くの一般消費者に仕事が終わって帰宅後の夜間に利用されるため、トラフィックが夜間にピークとなり、プロバイダーの終端装置の性能がそれに追いつかず、結果としてインターネットが遅くなります。

動画サービスイメージ

インターネット接続を快適にするためには

インターネット接続には一般的にPPPoE方式が使われますが、この方式は終端装置を通るため通信の遅延が発生しやすくなります。プロバイダーが終端装置を増設しても、トラフィック量が増えるとすぐに遅くなります。

この問題を解決する新しい方法としてIPoE方式によるインターネット接続があります。IPoEは終端装置を通過せず、より広いトラフィック幅で通信遅延を抑えます。PPPoEが一般道なら、IPoEは広く、速度も速い高速道路のようなものです。

IPoE方式はPPPoE方式とは違い、終端装置を通過せずトラフィック幅が広いインターネット網や通信設備を通過する事によってインターネット回線の混雑を避けることができます。

快適なインターネット接続を求めるなら、IPoE方式を使うプロバイダーに切り替えることをお勧めします。ガルフネットでは、「ガルフ IPv6」でIPoE方式でのインターネット接続サービスを提供しています。

Gulf Wi-FiのIPv6による高速インターネット接続

ガルフネットの「ガルフ IPv6」は、今までお使いのフレッツ系光回線はそのまま使い続けながら、安定したIPoE方式のインターネット接続を提供します。

お客様の環境に合わせた設計、設置作業、必要機材についても、一緒にご提供いたしますので、安全で快適にインターネットを利用できます。

インターネットへの接続でお困りの企業様、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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