今、レジ業務で整えなければならないこと

会計から口座入金まで

1.非接触店舗におけるレジ業務の重要性

店舗ビジネスにおけるレジ会計業務は、売上の記録と代金の受取、釣銭の交付、顧客との最終コミュニケーション等を行う重要な業務です。顧客にとっては、店のサービスを印象づける要所となります。

正確な会計、お好みの方法での支払、最後に「ありがとうございました」という笑顔の言葉があれば、会計場面での不快感は避けられます。

顧客の立場で考えてみましょう。

もしも会計に時間が掛かったり、レジ前に長い行列ができていたり、支払に誤りがあったり、お釣りが間違っていたり、利用したい支払方法で支払いできないとしたら、どうでしょうか。

これらのミスがあるだけで、印象は悪くなってしまいます。しかし、人手による対応を考えると、ヒューマンエラーを全て避けることはできません。

非接触決済を採用している場合、説明なしで簡単に使用できるようにしておくこと、利用時に感謝の言葉を忘れないことが重要です。これらの要素に気を配ることで、顧客への印象を損ねません。

2.レジ業務のトレンドと課題

決済事業者の努力とコロナ禍の影響で、現在、短期間で非接触型(キャッシュレス)決済が導入されています。しかし、利用者の利便性に比べ、店舗側には、手数料負担や管理の手間、入金までの時間の遅さ、等の課題があるため、全面採用されてはおらず、現在でも現金決済が主流です。

業態によってレジ業務の課題は異なりますが、現金決済に重要な役割を果たすレジに共通する課題は次の通りです。

① 顧客の利便性確保のため多様な決済手段に対応する

現金決済だけでは、キャッシュレス決済を望む顧客を逃してしまう恐れがあります。

また、現金の取り扱いはキャッシュレス決済と比較して手間がかかるばかりでなく、誤った金額入力やおつりの誤配布などの問題も起こります。
レジの締め作業時にはレジ内の現金と売上データが合わないといった不一致が発生することもあります。

こうした現金決済に関わる業務は、業務の効率化を妨げ、長時間労働やスタッフのストレスの原因となり、サービス品質の低下につながる可能性があります。

キャッシュレス決済ではおつりの誤配布などのミスが少なくなりますが、完全にキャッシュレス化すると、今度は現金決済を望む顧客を逃し、売上減を招く恐れもあります。

現金決済を行いながらも、他のさまざまな決済手段を用意することが、顧客満足度向上の鍵です。

② 顧客、店舗双方のために、レジ業務をスムーズに行う

もしも会計に時間が掛かったり、レジ前に長い行列ができていたりすると、顧客に不満を与えます。レジ業務を円滑に進める必要があります。
店舗スタッフを十分に増員すれば、レジ待ちが改善されますが、来店客が少ないときには、レジ業務を行うスタッフが余り、その分が売上を伴わない人件費となって、店舗の収益性が低下します。

逆に、スタッフ数が不足して兼務が増えると、顧客待ちが発生したり、レジ業務の誤りが増えたりします。その結果、レジ業務によるストレスによって、店舗スタッフの離職に繋がります。

この解決策として、レジ釣銭機やセミセルフレジなどを導入して、確実かつスムーズなレジ業務を実現することが重要です。

 

③ セキュリティ確保と釣銭準備を効率的に行う

釣銭機や精算機の導入だけでは十分ではありません。本当に業務効率化を実現するには、次の課題にも取り組む必要があります。

まず、売上金を口座に安全に入金する作業と、現金決済に対応する釣銭の準備には予想以上に時間と手間がかかります。ある企業の計算によれば、売上金を一晩金庫に保管し、翌日に銀行へ振込む際の人件費や内部コスト、さらに釣銭資金の両替にかかるコストが1店舗1レジでも1ヶ月間で約9万円かかることが分かっています。

また、売上金管理や釣銭の準備をスタッフに任せている場合、違算が生じてしまって、残業や損失の補填が必要になることがあります。こうした事態が繰り返されれば、スタッフの意欲低下や定着率の低下につながります。

現金管理や釣銭の準備に関しては、コストを抑えながらセキュリティを確保し効率化する方法(例: 集配金サービスなど)を検討することが重要です。
 

④ 売上集計や口座着金までの手間を最小限にする

以上の対策で店舗内の効率化が進展しても、本部を含めた全体の視点での効率化についても考慮する必要があります。

店舗の売上は本部の販売管理システムでまとめられますが、既存のレジに加えて、キャッシュレス決済機器を導入したり、外部事業者のテイクアウトアプリなどを利用したりする場合、複数の決済手段ごとに売上を別途、店舗や本部で手作業で販売管理システムに入力する必要があり、その事務作業に時間が掛かります。

また、さまざまな決済手段を取り入れている場合、経理部門は各決済事業者からの予定入金を手作業で管理し、実際の入金確認も人力で行う必要があります。これも大きな負担となります。キャッシュレス決済を導入する際には、決済端末とPOSレジのデータ連携を確立し、本部の販売管理システムで無駄な作業が発生しないような改修が必要です。

3.レジ関連業務の課題を一度に解決し収益を改善する

レジ業務の課題を解決する方法として、これまでは企業が自分たちだけで機械化したり、外部委託をしたりして、業務改善を行ってきました。例えば、セルフレジ、レジ釣銭機、マルチ決済端末の導入や集配金サービスの利用などです。

しかしながら、これらの手段は個々に導入されるので、導入費用や運用費用が膨らみやすく、総合的な費用対効果が悪くなるという問題があります。

この問題を改善するために、ガルフネットはこれらの解決策を統合し、従来よりも大幅に費用削減が見込めるサービスを開発しました。

基本的な構成は次の通りです。
 

①マルチ決済対応自動精算機 【セルフペイメント型自動釣銭・入金機】

この機器は、現金だけでなく、各種キャッシュレス決済にも対応し、さらには各種POSシステムやモバイルオーダーなどともシームレスに連携できます。これにより、店舗の運営がスムーズに行えます。

また、顧客向けには自動精算機やセミセルフレジ、券売機として活用できて、店舗スタッフと顧客の接触を最小限に抑えられます。

同時に、この装置は入金機としても機能し、集配金サービスにも利用できます。入金機内に保管されている現金はすべて補償の対象となります。また、各種決済データはデータ伝送機能を通じて販売管理システムに連携されます。

②集配金サービス 【売上金回収サービス CAPS】

CAPSは、様々な業種や事業形態、売上規模、店舗数に合わせた警備輸送サービスを提供します。

当サービスにより、店舗内での釣銭の用意や売上金の運搬、レジ締め作業にかかる時間を短縮できます。また、本部での口座管理や入金確認作業の手間も大幅に削減できます。
 

③店舗管理システム 【ガルフCSM】

ガルフCSMは、複数の業種の複数の店舗の「ヒト・モノ・カネ」を一元的に効率よく管理するための総合店舗管理システムです。

国内では3万店舗以上の導入実績があり、リアルタイムで情報を把握し、即座に経営判断を行えます。
 

④店舗サポート 【コンシェルジュサービス】

①〜③に対する24時間365日のサポートを提供します。これにより、トラブル発生時などでの、情報システム部門の負担を軽減します。

①〜④を基本構成として、店舗の非接触化を実現し、お客様の収益改善を支援します。

店舗運営の非接触化や、決済業務の多様化、データの一元管理などに課題をお持ちの方は、お気軽にお問合せください。

次のお問い合わせページより、お問い合わせいただくと、新サービスのリリース時には優先的にご案内いたします。(お問い合わせページには「自動精算機資料希望」とご入力下さい。)

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