
売上金回収サービス導入で業務を効率化、人件費を削減した事例
入金機導入で作業時間短縮・安全性を確保。集配金代行で従業員による入金、両替業務を廃止し人件費を削減。店舗網拡大に貢献。 <外食:専門店300店舗企業(導入時40店舗)>
売上金回収代行サービスCAPS導入への背景
従前は店舗開店前に従業員が銀行へ往復して売上金入金、両替業務を行っていましたが、現金集計が煩雑な上、土日祝日の両替はできず、更に店舗保管中の現金は紛失盗難の心配がありました。また、本部では多数の口座管理や入金確認の手間など、業務効率低下を招く問題を抱えていました。
また、店舗では入金・両替業務のため、社員が当日の仕込み開始よりも1時間早く出勤しており、人件費高騰やシフト問題が存在していました。ついには売上現金の紛失や盗難が発生しました。今後店舗網を拡大していく計画の中、これら問題の解決が重要でした。
[課題要点]
- 売上金・両替金の手計算による計算ミスの防止、および非生産的業務を削減したい
- 売上金の保管リスク・不正リスクの低減、従業員の現金管理ストレスを減らしたい
- 売上金の銀行持込・釣り銭準備にかかる移動時間、待機時間にかかる人件費削減と運搬リスクを低減したい
- 非生産的な本部の入金チェック業務を効率化したい
- 店舗毎の口座開設手間、残高管理の手間、資金集中の無駄を削減したい
解決したサービスモデル
対策として、各店舗にオンライン入金機を設置し、営業終了後売上金を投入する運用に変更しました。入金データは翌朝本部で全店分をひと目で確認できます。投入された売上金は、翌営業日に指定口座へ自動振込されます。両替資金は警備会社が売上回収時に配達します。

選定時のポイント
コスト、営業対応の良さやサービスの柔軟性、入金データ入手の容易さが基準として選定された結果、他社や銀行の場合は「対応できない」もしくは、「問題に対処するための提案がない」場合が多かったのに対し、ガルフネットのサービスは、既存の店舗設備で対応できないものがあった場合でも別の対応策を探すなど、顧客に寄り添ってベストな道を探して提案したことが評価され、採用されました。
導入効果
1.非生産的業務の削減
- 入金機導入により効率的で正確な現金精査および精査時間短縮が実現
- 内部不正のできない環境が整備され、入金完了後の売上金も全額が補償対象でリスクが低減
- 本部側入金チェックはデータによる入金管理で業務時間が格段に圧縮
- 店舗別入金口座が廃止され口座管理が簡素化
2.人件費の削減
店舗の手間が大幅に減少、売上金の銀行持込、釣り銭準備の時間も不要となり人件費が削減されました。
上記結果として、「サービスを導入したことで現場と本部に存在していた問題は大きく改善された」とご評価を受けました。その後も順調に店舗網が拡大し、導入当初50店舗だった店舗網は200店舗を超えるまでに成長しました。現在も拡大が続いています。