多店舗化により売上管理が複雑化した時の対策とは？

店舗が増えて、使っているレジの種類が増え、売上管理が複雑になっていませんか？

多店舗展開をしている企業にとって、店舗の売上管理を効率的に行うことは非常に重要な課題です。しかし、多くの企業では事業規模が拡大するにつれ、店舗で使うレジの種類や売上管理ソフトの仕様が異なることにより、運用業務や売上管理方法が複雑化するという悩みが出てきます。

この問題を解決しないままにしておくと、個々の店舗では不便を感じなくても、本部で全体の業績を把握しようとする際にデータ集計や分析に時間がかかり、事業拡大にネガティブな影響を与えることになります。そのため、事業拡大を効率的に継続するためには、レジの多様化に対応することが必要です。

店舗で使用されているレジの種類

ガチャレジ（従来型レジ）

「ガチャレジ」と呼ばれる従来型レジには、商品金額の計算やお客様への提示、おつりの計算など、商品取引の際に必要な機能がすべて備わっています。さらに、1日ごとの取引記録や累計金額の集計などの機能もありますが、データは各レジごとに分かれており、複数のレジ、複数の店舗を一括管理できません。

POSレジ

商品取引に必要な機能はガチャレジ同様に備わっていますが、それに加え、マーケティングや販売管理に関わる作業ができるようになっています。例えば、データの蓄積・集計機能により、商品や時間帯などの様々な視点で情報をまとめて表示し、売上の動向を確認したり、分析の材料にしたりできます。

さらに、各レジのデータはサーバーやクラウドにアップロードされ、一元管理されているため、リアルタイムで全レジ・全店舗の情報を確認できます。つまり、現在売れている商品をすぐに確認できるため、販売戦略の変更などを迅速に行えます。また、多店舗経営も容易になります。ただし、レジの高機能化に伴い、各機器の初期導入費用トや運用費用が高額になっています。

タブレットPOSレジ

POSレジとほぼ同等の機能を持ちつつ、レジとして使用する機器をタブレットPCなどのデバイスにすることで機器の初期コストを安価にすることを実現したレジです。第3世代レジとして近年注目されていますが、レジアプリの機能やサポート面においてはPOSレジに一日の長として軍配があがり、これからが期待されています。

POSレジのデータ連携で売上を一元管理し多店舗経営をネクストステージへ

ガルフネットでは、これまで数多くの多店舗展開企業に対して売上管理システムを導入してきました。ガルフCSMの売上管理システムでは、店舗のPOSレジが複数の機種の場合でも、一括して売上管理ができるデータ連携機能を備えています。実際に、POSレジ以外にも券売機などとの連携実績も多数あります。

POSレジデータ連携の導入手順は次の通りです。

1.POSレジの機種、売上管理システムとの連携方法の確認

データ連携を行うPOSレジ等の機器の種類を確認します。
レジデータの連携方法は主に2つあります。

①レジから直接データを取得する方法。
これは主に券売機メーカー（例: グローリーやNECマグナス）が採用しています。
②POSレジメーカーのデータセンターからデータを取得する方法。
NECプラットフォームズのFoodFrontiaや寺岡精工のDELIOUSなどが該当します。

※①と②は通信方法が異なりますが、ガルフCSMの売上管理システムでは、どちらの方法でも連携できます。必要に応じて、POSレジのベンダーとの打合せも実施します。

２.POSレジデータ連携に関する設計・製造・テスト

POSレジは、メーカー各社の独自の仕様のため、データの形式がそれぞれ異なります。また、データ連係の方法もそれぞれ異なります。データ連携するためには、設計、製造、テストが必要です。ガルフネットの売上管理システムでは、各社のPOSレジのデータ連携に関して、このような十分な準備を行って、実現してきました。

POSレジには、会計、オーダー、クーポン、金券、クレジット、監査、メニューマスタなど、さまざまなデータが存在しますが、ガルフネットでは各社のPOSレジに対応していますので、お客様が独自にPOSレジデータを収集・集計する仕組みを用意したり、開発したりする必要はありません。さらに、リアルタイムの売上速報も連携するフラッシュ機能を活用することができますので、店舗の売上をいち早く本部で確認できます。

3.導入前後を通して万全の体制でサポート

お客様が安心してシステムを導入できるよう、ガルフネットは、導入には豊富なノウハウを提供し、導入後も万全のサポートを提供しています。

例えば、POSレジの開閉店を忘れて、同日に2日分のデータがサーバーに送信されたと、ご連絡いただくことがあります。この場合、そのままにしておくとPOSレジデータの計上日を変更できず、日次の売上確認ができなくなってしまいます。しかし、ガルフネットでは連携データに詳しいため、「連携できない」「清算ミスをした」といったトラブルが発生した際でも、原因を特定し、適切にデータ修正を行います。

ガルフネットは創業以来、多くの企業様でシステムを利用いただいている実績とそれによって学んだノウハウを蓄えています。また、事業拡大に伴って必要なサポート内容はさまざまですが、多様なサポート内容をカバーする専用のサポート体制（コールセンター）も用意しています。これらがお客様のビジネスを支えます。

多種のPOSレジの混在に関するお悩みがあれば、ぜひガルフネットにお問い合わせください。