人の入れ替わりが激しい飲食業界で正確で効率の良い勤怠管理をするには?

出退勤の打刻にタイムカードやICカードを使っていませんか?人の入れ替わりが激しい飲食業界では顔認証を用いた打刻が有効な場合も。正確で効率的、労務リスクの軽減にも役立つ勤怠管理の方法についてご紹介します。

【INDEX】

様々な課題に対し、進化し続けている勤怠の管理方法

アルバイトやパート勤務のスタッフが多く、人の入れ替わりも激しい飲食業界。スタッフの勤怠管理を漏れなく正確に行うために、出退勤時にタイムカードやICカードで打刻する方法を採用している企業も多いと思います。ですがこの場合、他人へのなりすましや時間外労働などといった労務トラブルの対策に苦慮しているケースも多く見受けられます。

タイムカードやICカードによる勤怠管理

そんな中、台頭してきたのが、指紋や静脈など身体的な特徴を読み取って本人を特定する生体認証を用いた勤怠管理システムです。この場合、本人以外には打刻ができないため、タイムカードやICカードを用いる方法よりも、高い不正防止効果が期待できます。ただその一方で課題もあり、店長とスタッフが結託して不正登録をする、業務で手がふやけて認証できない、外国人スタッフにとって心理的な抵抗感がある…などがあげられます。

そこで注目されているのが、顔認証による勤怠管理システムです。顔認証も生体認証技術のひとつで、その人が持つ顔の特徴をもとに、データベースに保存された顔画像と照合して本人を判別します。物理的なカギやカードを準備してスタッフに所持させたり、パスワードを設定したり記憶したりする必要もないため、その認証率と利便性の高さから広く活用されるようになっています。

勤怠管理において注目されている「顔認証」の特徴とは?

顔認証では、カメラに映った映像から顔の領域を捉え、目・鼻・口などの位置と大きさをもとに、あらかじめ保存されているデータベースにある顔画像と照合して本人を判別します。この認証方法が注目されている理由としては、以下の特徴が挙げられます。

顔認証の特徴とは

セキュリティレベルは高く、心理的負担は低い

顔認証では、指や手のひらの静脈、指紋による認証と同じく、その人だけが持つ唯一無二の情報を用いるため偽造するのが非常に困難です。また、カードや暗証番号のように、無くしたり盗まれたりすることもなく、セキュリティレベルが高い認証方法と言えます。ですが、私たちが相手を判別する時に用いているのも、主にその人の顔の情報なので、非常に身近な認証方法であるとも言えます。そのため顔認証は、手や指をかざす静脈認証や指紋認証に比べると、利用者の心理的負担が少なくて済むと言われています。

利用者に特別な操作を強いらず、非接触でOK

顔認証の場合、専用端末にカードや手をかざしたり、パスワードを入力したり、利用者が特別な操作をする必要がありません。もちろん、カードの紛失やパスワード忘れの心配もありません。カメラに顔を映すだけのわずかな時間で認証できるため煩わしさが少なく、しかも非接触なので両手が塞がっていても問題ありません。何にも触れなくて済むので非常に衛生的であり、感染症予防にも役立ちます。

ログの確認で人物特定が一目瞭然

認証の際にカメラに映した顔のデータは、ログとして残すことが可能です。そのため何かトラブルがあった場合には、必要に応じて管理者側での確認ができます。指紋や静脈などは、一見しただけでは本人かどうかの判別がつきませんが、顔であれば一目瞭然。はっきりと人物の特定ができるため、不正の抑止効果にもなります。

顔認証専用の装置を準備する必要なし

顔認証はほとんどの場合、ネットワークにつながるパソコンとWebカメラがあれば利用できます。Webカメラは、パソコンに内蔵のものでも外付けのものでも大丈夫な場合が多く、特別な装置や端末といった準備にかかる負担が少なくて済み、専用端末が必要な認証システムに比べると導入のハードルが低いと言えるでしょう。

顔認証による勤怠管理システムはどんな仕組みになっているのか?

顔認証には深層学習(ディープラーニング)ができる高度なAI技術が用いられています。近年は目まぐるしい技術の進歩により認証精度が上がっており、認証にかかる時間も非常にスピーディです。また、AIに学ばせた顔のデータが増えるほど精度は上がっていきます。

顔認証による勤怠管理システムでは、カメラに映った顔で個人を照合し、その時刻をシステムに記録します。これにより出退勤や休憩の時間が正確に把握・管理できるという仕組みです。具体的な手順としては、次のとおりです。

顔認証を用いた勤怠管理システム
  1. 顔認証を利用する全スタッフの顔写真をあらかじめ登録しデータベース化。
  2. スタッフがカメラに顔を映すと、個人の顔のデータを読み取る。
  3. 読み取った顔の情報をもとに、登録された顔写真のデータと本人照合を行う。
  4. 照合された個人データに、出退勤や休憩の時間を記録する。

なお、記録された時間のデータはシステムによって一元管理され、そのスタッフが勤務する店舗だけでなく本部や他店からも把握できるような仕組みになっています。

顔認証による打刻機能を搭載した勤怠シムテムの仕組み

こんなお悩みには、顔認証の勤怠管理システムがおすすめ!

顔認証の利点は色々とあるものの、もちろん現状の勤怠管理システムで問題ない飲食店もあると思います。うちの場合はどちらだろう…と判断がつかない場合は、以下を参考にしてみてください。もし、ここに挙げたお悩みが1つでも該当する場合は、顔認証による勤怠管理システムを前向きに検討してもよいと言えるかと思います

飲食店のお悩み解消に有効な顔認証の勤怠システム

労務管理者のお悩み   

  • タイムカードを導入しているが、なりすましや代打ちなどの不正打刻がある。
  • カードの紛失や盗難による再発行がたびたびあり、時間やコストの浪費になっている。
  • 全国に大小様々な店舗があり、全ての店舗に打刻機を配置するのはコストがかかる。
  • 店舗内のスタッフスーペースが狭く専用打刻機や認証機を置ける場所がない。
  • スタッフスペースへの入退室セキュリティを強化したい。
  • 店舗数もスタッフ数も多く、労働時間の集計や給与計算を簡便化したい。
  • サービス残業などを正しく可視化して、労務リスク、労基法違反を低減したい。

店舗スタッフのお悩み  

  • 出勤時間が重なるため打刻の順番待ちで実際の出勤時間に打刻できないことがある。
  • ICカードの忘れや紛失により打刻できず、後日改めて申請をすることがある。
  • 水仕事が多い厨房スタッフの一部は、指がふやけて指紋認証できないことがある。
  • 他店への応援勤務の頻度が多いが、その都度、改めて申請するのに手間がかかる。

ガルフCSM 勤怠管理システムの「顔認証」のメリット

ガルフネットには、飲食、流通小売、サービス業300社にご利用いただいている勤怠管理システム「ガルフCSM」があり 、顔認証はもちろん、静脈、指紋、ICカード、パスワードといった幅広い認証方法に対応したタイムレコーダー機能を備えています。顔認証は、専用端末の準備や設置スペースの確保といった面倒な負担なく利用が可能で、打刻操作も簡単かつスムーズ。主なメリットとしては次のことが挙げられます。

  • 専用端末不要。カメラ付きタブレットまたはPCがあれば簡単に導入できます。
  • 顔から自動的にスタッフを判別し打刻処理を行います。IDの入力や選択が不要なので素早く打刻できます。
  • 生体認証なのでパスワードの管理やカード発行・紛失などの面倒な作業が不要です。
  • 撮影した打刻画像は管理者がログ参照機能で確認することができます。
  • 撮影したデータは全てデータセンターで管理。異動や応援勤務時の打刻でも再登録の必要なくそのまま利用できます。
  • 様々な顔の動きを検知し、写真・動画などによるなりすましを防御します。
  • 衛生面の対策に不可欠なマスクを着用したままでも認証が可能です。
  • ご利用中の業務管理システムとの連携も可能です。
  • 出退勤の認証、打刻の他の勤怠業務の課題解決もサポートできます。

実際の利用イメージは、以下の動画で紹介していますのでぜひご覧ください。

またガルフCSMは、顔認証によるタイムレコーダー機能だけでなく、スタッフの働くモチベーションを高めたり、コミュニケーションを円滑にしたりする仕組みや機能が搭載されており、飲食業界における様々な課題の解決や店舗マネジメントの効率化に貢献することができます。興味を持たれた方には詳しい資料もご用意しております。ご相談、ご質問などがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

顔認証機能を搭載した労務リスクを軽減する勤怠システムについて、詳しく知りたい方はこちら

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