勤怠、労務管理機能を一気通貫で提供しスーパーの人時向上とコンプライアンス強化を支援

「働き方改革」の推進に伴い、労務管理の重要性が一層高まっている。法制度に適切に対応しつつ、いかに生産性を高めるか。こうした課題解決の強い味方となるのが、ガルフネットが提供する勤怠管理システムだ。
「ガルフCSM勤怠管理」は既に小売り・スーパー・飲食業などで300社、延べ30,000店が導入。多彩な機能で働きやすい環境づくり、経営の効率化をサポートしている。製品の強みと成果事例について、辻智晴開発部アカウントマネージャー、稗村潔営業部アカウントマネージャーに聞いた。

人時生産性の向上とコンプライアンス強化が課題

労務管理について、流通の現場ではどのような課題が挙がっていますか。

稗村:我々のクライアントは、店舗数50店以上、従業員1,000人以上という企業が多いです。これだけの規模になると、店舗や営業所ごとの個別の労働実態が非常に見えづらくなる。
人手不足の状況下では、「いかに予算・実績に基づいて人件費を管理するか」、「付加価値業務にスタッフを割り当て人時生産性を高めるか」というところで各社お悩みを抱えています。

また店舗におけるシフト作成やヘルプ勤務の調整、本部の管理業務など、日々の作業の効率化も大きな課題です。

元々流通業は、全産業と比較しても残業や有給休暇の未消化など働き方の点で課題が多い業種です。

辻:2019年4月から「働き方改革関連法」が順次施行され、長時間労働、有休取得に関するルールがより厳格化されました。

従来の勤怠チェック・労務管理のやり方をそのまま継続していると、法令違反や従業員とのトラブルに発展し、最悪訴訟につながるリスクがあります。

働き方改革の実現にはコンプライアンス強化が必須。今いる従業員の士気を上げ、定着率を高めるためにも、労務管理の見直しは非常に重要です。

採用から退職までをカバーし労務課題を一挙解決

そうした中で、御社の勤怠システムの強みはどこにありますか。

稗村:ずばり採用から退職までに必要な勤怠・労務管理機能を一気通貫で備えていることです。従来の勤怠システムといえば、もっぱら打刻機能のみというのがほとんどでした。

しかし「ガルフCSM勤怠管理」は採用時の情報登録、シフト作成、勤務時間の集計、労務アラート、生産性管理、他システムへの連携など、多彩な機能を一括でご提供できます。

単なるタイムカードではなく、企業の生産性向上と多様な働き方の実現に貢献する仕組みとなります。

勤怠の仕組みが生産性向上に結びつくとはどういうことですか。

稗村:我々のシステムは、個店に割り当てられた予算や売り上げ予測に基づいて勤務計画が立てられるようになっています。
店舗ごと、もっと言えば持ち場・部門ごとに売り上げに対する人件費率、利益率を割り出すことができ、予実を付け合わせて分析できます。
労務コストが可視化されることで最適な人員配置が進み、人時生産性を高められることが導入の決め手にもなっています。

なるほど。これだけでも御社のシステムが勤怠のみの仕組みとは一線を画していることがわかります。

稗村:日々の業務効率の向上で言えば、例えば各従業員の雇用契約シフトに応じて、シフト組みを一括で行う支援機能があります。

また、人が不足している店舗、余っている店舗に対して、シフトが空いていて働きたい人とマッチングさせる機能もあります。
これらの機能によりシフト組み、ヘルプ調整にかかる手間が大幅に削減されます。

働き方改革、労務事故防止をサポートする機能にはどんなものがありますか。

辻:長時間労働や休憩・休日の不足、外国籍労働者の超過勤務など、問題のある勤務計画に対してはシフト組みの時点で労務アラートを表示し、シフト組みができないようにしています。

また、勤怠実績は従業員自身が退勤時に確認する仕組みを採用。本部が管理するだけでなく、本人によるセルフチェックも交えて労務リスクに対応します。
不正打刻を防止する仕組みとしては、顔認証と静脈認証による本人確認機能があります。特に顔認証はパソコンやスマホに備え付けのカメラですぐに利用できます。

直近では、マスクを着けたまま顔認証ができ、検温やマスク検知アラートを行うオプションサービスも需要が高まっています。

専用のスマホアプリでシフト調整や作成業務を効率化

コロナ対応の機能も充実していますね。オプションでは他にどんなもののニーズが高いですか。

稗村:お客様にご評価いただいているのが従業員アプリです。従業員が自分のスマホからいつでもシフト・休暇希望を申請できるので、店舗のシフト調整がスムーズに行えます。

また、シフトや勤怠実績から月ごとの見込み給与額も確認できますので、目標給与達成のためにもっと働きたいというモチベーション向上になります。

「ガルフCSM勤怠管理」は、従業員を管理するだけでなく、一人ひとりのやる気を引き出すものでもあると。

稗村:我々はお客様のニーズにあった提案を基本としていますので、お客様のご要望をお聞きした上で、個社ごとに最適な提案を行います。またシステム構築後のサポート体制も当社の強み。
本部には専属のSEを派遣、店舗にはヘルプデスクが365日24時間体制で対応するなど、万全の体制でお客様の労務課題の解決を後押しします。

アパレル1,000店舗のエクセル管理を撤廃し業務改善に寄与

流通業が導入して、成果に結びついた事例はありますか。

辻:全国に1,000店以上を構え、10,000人以上の従業員を抱えるアパレル大手様の事例を紹介します。同社の従業員はパソコンやスマホも難なく使いこなす若い方が多い。

それ故に、スーパーバイザーが個々に凝ったエクセル表を作り、それぞれ独自の方法で労務管理を行っていました。それでかえって無駄が多くなってしまっていた。

本部は店舗ごとの勤務実態を正確に把握できず、ヘルプ調整や締め処理も含めて非常に負荷が掛かっていました。

そこで勤怠に関わる業務を「ガルフCSM勤怠管理」に一本化したんです。シフト組みやヘルプ調整がスムーズになり、業務効率が向上。本部としてはブランドをまたいだエリア軸での業績管理・分析が可能になったほか、労務違反予備軍が可視化されたことで働き方改革にもつながりました。

全国に1,000店以上の大企業となれば、関連会社も多く、そことのやりとりも複雑なのでは。

辻:おっしゃる通りで、同社は特にM&Aを繰り返して成長してきた企業でした。以前は企業単位で別々のシステムを構築しており、労務規程が異なる企業間の処理は手計算で行うなど非効率な状況がありました。

しかしこれも勤怠システムの刷新で解消。企業間で異動・転籍したスタッフの勤怠や有休データが簡単に引き継げるようになり、本部の負荷は大幅に軽減しました。

今後、「ガルフCSM勤怠管理」に追加したい機能とは。

稗村:近々サービスインを予定しているのが「予測シフト」です。従業員の希望シフトに加え、予算や各々のスキルなどの情報を加味して最適な人材配置をAIが自動作成する仕組みです。現在大手専門店チェーン様でテスト展開中ですが、既に効率改善の効果が見え始めています。

当社は今後もこうしたソリューションの提供を通じ、流通業の課題解決、ビジネス拡大に寄与したいと考えています。

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ガルフCSM 勤怠管理(食品スーパー向け)

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